くる恋 記憶喪失という選択

 

くる恋を見られたはどれくらいいらっしゃるだろうか。

記憶喪失となったヒロイン、まことが鞄にはいていた指輪を手がかりに本当の彼氏を見つけていくというストーリーだ。

現代、もし記憶喪失になった場合、まずは携帯を確認することが多いのではないだろうか。実際、まことも携帯を確認したもののおとしたときの衝撃でLINEの過去のトーク履歴を復活させることはできず、親の連絡先も分からずじまいのようだ。

そう思えばLINEはかなり脆弱なツールだということに気づかされる。バックアップをとらずにアプリが消えれば履歴を復活させることはできない。なんとも弱いシステムを日本人はつかっているのだろうか。

 

さてLINEの批判はここまでにして、私自身、記憶喪失になったらどうなるだろうかと考えてみた。主人公のように前向きになれず、すべての人に警戒感を持つかもしれない。そうすると自分の意見は出せず、臆病になるかもしれない。

しかし、主人公は逆で記憶喪失になることでいままでと違って自分の意見を出す、自分らしさを出せるようになった。これができる人がどれくらいるのだろうか。自分らしさ(アイデンティティー)が何か分からなくなると、不安になるのは人の摂理だと思う。

実際、まことも自分らしさを目一杯だしたことで、勢いで仕事を辞めてしまい、後悔をしていた。その後、公太郎に会社を辞めたことを話してかけられた言葉が「まことらしいじゃん」。あの時のまことの笑顔が忘れられない。

自分のアイデンティティーを認めてくれるのも、また人であり、そしてそれが人生の最高の喜びだと思う。

 

 

 

ネット系インフルエンサーの功罪

ネット系インフルエンサー滝沢ガレソのアカウントが制限されたとのニュースが昨日、朝に流れてきた。ネットで話題の炎上まとめがみれなくなることを残念に思ったが少しほっとしている自分もいる。

 

炎上を閲覧して楽しむ自分も客観的に見て嫌いだし、そもそもいつ自分もいつ炎上側にいくかわからない。もっとも自分はネットに晒されるような行いをしているつもりはないが……

もしインフルエンサーに晒されることになんてなれば、どんなに反論をしようとも私の小さな反抗など大きなネットの波にのまれてしまうであろう。

 

そもそもネットはいつから多数派の意見に押し潰されるようになったのだろう。少数派の意見も発信できるのがネットのいいところでもあったはずなのに。少数派の意見も私は大事にしていきたいと思う。

そう思いながらTwitterをスクロールすると「コロナワクチンは国の陰謀」を訴えるツイートが表示された。私はTwitterをそっと閉じた。

 

 

 

ワンコイン弁当

会社の昼休み、シャッターの前で私は愕然とした。

たまに利用しているワンコイン弁当のお店(夜は居酒屋)が閉店していたのだ。

 

今日はたまたま自炊弁当を持っていかなかったため、ケチ性な私は食堂に650円のランチ食べに向かった後輩と別れ、はるばる10分かけて歩いてきたのにだ。

 

そもそもワンコインでお昼ご飯を食べられるなんて、今時なかなかない。家族の事情なのか、インフレによる材料の値上がりが原因なのか、個人店なので、インボイス不導入により客足が遠退いたのか、、、

 

「岸田め、私の弁当を奪ったな。許さぬ。」と今の首相のせいにしてみたが、私自身も毎日利用するわけでもなく、かつ値上がりしたら利用をしなかったもしれない。なんとも身勝手な話である。

 

結局、私は勤務するビルに戻るよりほかなかった。戻ってきた私に後輩は「やっぱこのビルの食堂が一番安いですよねー」と本人は意識してないのであろうが勝ち誇った顔で話しかけてくる。私は、該当食堂の一党独裁を許さぬべく、またいつか外の世界に繰り出そうと思う。

渋谷ハロウィンは再度規制できるのか

今年もこの時期がやってきた。といってもこのイベントが盛り上がっているのは、ここ最近なのであるが・・・そう、ハロウィンである。

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そして今年も例の通り渋谷でのマナーの悪い若者がニュースになっていた。痴漢、盗撮…ごみの放置や軽トラ横転等々、twitter上で炎上したりもしていた。そもそもなぜ渋谷でのハロウィンイベントはこんなに荒れるのだろうか。

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そもそも渋谷でのハロウィンは警察や行政によってかなりの規制がかかっていた。しかし、ハロウィンの経済的効果を見込んだのか規制を緩和し逆に車両規制等、ハロウィンイベントを安全に盛り上げようという方針に転換したのである。いわゆるナイトエコノミー計画である。

 

この計画により得した企業がある。渋谷への交通網、109等の商業施設をもつ東急グループはもちろんのこと、近年新たにできたMEGAドン・キホーテ渋谷本店である。

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もともと渋谷にはドン・キホーテがあったが、新たにシダックスの跡地としてより拡張したものがオープンした。酒類やコスプレ等々、ハロウィンイベント関連製品も毎年多く取り揃えている。

もちろんハロウィンで儲けている企業は他にもあるだろう。周辺の商業施設、カラオケ、居酒屋、コンビニ等々様々な企業がこの一夜だけで相当な利益をあげているだろう。この夜の渋谷の経済規模は計り知れない。

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さて、この甘みをしってしまった企業が多い以上、果たして再度の規制など可能なのであろうか。せいぜい警察官を増員する等の対応が限界であろう。

では解決策はないのであろうか。私はこうした渋谷のハロウィンで利益を得ている企業がお金を出し合い民間の警備会社を雇えば解決するのではないだろうか。

それをシステム化するにもお金や時間、関係会社との調整、問題が山積みなのは間違いない。渋谷ハロウィンの経済と治安の維持を両立させるまでにはまだほど遠い。